うどんをはじめとした麺類にはさまざまな種類が存在します。
- スーパーでよく目にするうどんの多くは「生麺」
- 通販で購入するもののほとんどは「乾麺」
また、「半生麺」という麺の種類もありますが、みなさんはそんな麺の種類についてちゃんと理解していますか?
そこで今回は、麺の種類について詳しくご紹介します。さらに、うどん屋の大将のちょっとしたワンポイントアドバイスもあるので、ぜひ参考にしてください!
麺の種類は3種類ある
最初にご紹介した通り、麺には「生麺」、「乾麺」、「半生麺」の3つの種類があります。
この3つの種類の大きな違いは、「麺に含まれる水分量」の違いです。
水分の量は生麺>半生麺>乾麺の順になっております。
しかし、欠点として水分を飛ばして乾燥させると小麦本来の風味が損なわれてしまいます。
一番フレッシュ!「生麺」
まず最初にご紹介するのが「生麺」。正式な定義は以下の通り。
生麺(なまめん)は、麺類を成形したままの状態で、未加熱・未乾燥のものをいう。
引用:Wikipedia
全く水分を抜いていない麺で打ち立ての麺のことをさし、一般にお店で料理として提供されているうどんのことを指します。コシが強く小麦の風味が残りやすいのが特徴。
よく、インスタント麺のゆで麺のことを生麺と思っている方も多いが、実は定義的には違うみたいです。
しかし、「生めん類の表示に関する公正競争規約」では、生麺を利用して作った麺である、「ゆでめん」「蒸しめん」「半生めん」「油揚げめん」のことを「生めん類」とまとめて読んでおり、生めんの定義が曖昧になってきている気がします。
また、賞味期限は数日から1週間と非常に短いです。
ポイント!
生麺は、小麦の風味を存分に味わうことができるので茹でる時間はきちんと守るようにしてください。茹でる時間が長いと小麦の風味が損なわれてしまうので注意が必要です。
おすすめの食べ方は、麺を冷やして食べる!
茹でた麺を一度冷水で洗って冷たいぶっかけだし、しょうゆ、かけ出汁などで召し上がってください!
讃岐うどん本来のコシの強さと、小麦の風味を存分に味わうことができます。
長期保存ができる!「乾麺」
よくお土産用に利用される麺を「乾麺」といいます。水分をしっかりと飛ばすことで生麺よりもモチモチした食感が失われますが、長期保存ができるようになり2年近く長持ちするものも存在します。
他のインスタント麺とは異なり、原材料が小麦・食塩・水とシンプルなので、小麦の香りをダイレクトに味わうことができます!
ポイント!
生麺よりも、モチモチとした食感が無くなってしまう乾麺ですが、生麺のようにモチモチ食感を味わえるようになるコツをご紹介します。
大きめの容器の中に水をはり、乾麺のうどんを入れて10分以上浸しておきます
麺がしんなりするくらいになったら容器から出して麺を8〜10分ほど茹でていきます。
最後に冷水で麺をしめてください。
たったこれだけで、生麺のようなもちもち食感が味わえるようになります!
いいとこ取りの「半生麺」
切った麺を少しだけ乾燥させた麺を「半生麺」といいます。
生麺のモチモチ食感を残しながら、日持ちがよくなり、1〜2ヶ月ほど持つのが特徴です。
乾麺よりも高い水分量をとどめた麺で、小麦粉本来の風味を味わうことができます。
ポイント!
おすすめの食べ方は、「釜揚げうどん」です!少し短めの茹で時間で、茹でた麺を水洗いなしでごま・生姜・ネギなどお好みの薬味をいれためんつゆにつけてどうぞ!
讃岐うどんのモチモチシコシコな食感を味わうことができ、通の間では人気の食べ方となっております。
徹底比較!一番どの麺がおすすめ?
それでは、3種類それぞれの麺を比較してみたいと思います。
茹で時間 | 賞味期限 | 小麦の風味 | |
生麺 | 8〜9分 | 数日 | 大(時間が経つと、少し落ちる) |
乾麺 | 10〜12分 | 1年〜2年半 | 中 |
半生麺 | 10分 | 1〜3ヶ月 | 大 |
こうして見ると、半生麺は茹で時間、賞味期限ともに生麺と乾麺の両方のいいところを持っている感じですね!
しかし、風味では乾麺よりも強く生麺よりも時間がたっても風味が残っているのがすごいですね!
まとめ
どうでしたか?麺には種類があって、それぞれの特徴があります。
この記事のまとめ
- 生麺は打ち立ての麺
- 乾麺は水分を飛ばして、長期保存が可能になった麺
- 半生麺は水分を少し飛ばして、生麺より長持ちさせながら小麦本来の風味を残した麺
最後まで読んでくださりありがとうございました。
「太郎うどん」では、自慢の讃岐うどんをご提供しております。香川にお越しの際にはぜひお立ち寄りください。
また、ネットショップを始め一人でも多くの方に讃岐うどんを味わっていただきたいと思っております!
ぜひ一度お試しください!